【SOM】毒ピックについて語る　その２

2010年10月21日ゲームコメント (2)

毒ピックの真髄は安く拾えるコモンだけで強いデッキが組めることにあるので、アンコモンはあんまり面白くありません。

●一流
・絡み森の鮟鱇……これはさすがに強い。有色タフネス５という無敵級の硬さに加え、ルアー能力で戦場をコントロールしてしまえる。タフ１が環境に多いのも追い風。
・憤怒の三角護符……あらゆるビートデッキで強いので説明の意味なし。
・ダークスティールの斧……同上。ってかこれが初手以外で取れる場合って、むしろどんな鬼畜カードを取られたのか想像する方が怖い。
・疫病の留め金……普通にメタクラでも強いけど、感染デッキでは増殖能力が最高に発揮される。序盤にとりあえずマイア潰すのも強いが、一気に６マナで手出し～起動でブロッカーを複数なぎ払う使い方が脳汁度高し。
・堕落の三角護符……説明不要。流石にこのカードは悪すぎる。

●二流
・屍百足……普通に強い。毒版の危険なマイアみたいな感じでどんな感染デッキでもまず入るが、胆液爪の方が攻撃通せるぶん好き。
・吠える絡みワーム……堕落者とのシナジーはもはやコンボの領域。ただ優先して取るほどではない。感染クリーチャーの数をまず揃えないと意味が無いので注意。これとったら汚染の一撃も１枚ぐらいデッキいれておｋ。
・大石弓……感染デッキの弓は本体に４ダメージみたいなもんだから強い。強いけど重すぎるので、マナマイアを必要としない毒デッキでは取り扱いが難しい。
・感染の三角護符……強いんだけとにかくど重い。これにつきる。
・浸透のレンズ……打点自体は増えないので過大評価は禁物。背嚢抱えはダブルブロックでしかうち取れない場合も多く、ただでさえ強いのにこれがつくと悶絶。残念系感染クリーチャーでも無駄死しなくなるので感染デッキにあってはいる。鮟鱇とのコンボはオーバーキルながら脳汁度高し。

●三流
・屍肉の呼び声……シールドではなかなか使えるがドラフトでは遅いしパワーもないし微妙。２体出るとはいえ１/１程度では……。
・胆液のネズミ……二流でもいいけどダブシンが嫌いなのでこっちでｗ　CIPは嬉しいがマイアと相打ちになって死ぬ脆さがダメチン。しかしミミックが取れてたら突然エースになる。

●残念
・逆刺の武具……大体付けると死ぬｗ　背嚢抱えのタフを２にするのは愚行である。
・肉体アレルギー……ライフルーズのメリットが関係ないので、実質コストが４倍になった骨の粉砕というクソスペルに成り下がる。

●特殊
・液鋼の塗膜……堕落者とのコンボや、模造品、真っ二つなどともコンボする。ゲスの玉座とも相性いい。メタルクラフトと違って感染のこれは、単体では何もしないので注意。
・ゲスの玉座……基本的にアド損するカードではあるが、最悪これサクれば一回増殖できる。装備品や胆液爪のマイアなどを多めに入れていると評価が上がっていく。
・外骨格……評価が難しい。デッキによっては不要な場合も多い。皮裂きやワームや模造品などの非感染クリーチャーをフィックスできるので、それらが多めにとれているなら評価は上がる一方、感染クリーチャーしか入ってないデッキならただ重いだけの装備品になってしまう。個人的にはこれ頼りにした構築は好きではない。
・苦痛鍛冶……感染デッキではパワー０相当でアタッカーになれないのが欠点。ただ逆に自分が殴りに行かなくていいのである意味感染デッキでは上手く運用できるとも考えられる。胆液爪のマイアとか雑種犬とか装備品とか、毒デッキでも茶が多く入る場合はあるのでそういう時は加点できる。

アンコモンには毒デッキならでは、という高得点カードはあまりなく、他のアーキタイプでも使えるただ強い系のカードが競合してしまう。
鮟鱇だけは別格に強いが、あまりに強いので毒やってなくても取られてしまう可能性もある。
ポイントとしては、ある程度丸くて強いカードを取るよりも、嚢胞抱えや野犬を取って早めにクリーチャーの頭数を揃え、なおかつ下に毒ピックをやらせないように枯らすことだ。
とは言えSOMのアンコモンには無色でも鬼畜系カードが多いので難しいところだが、そこは慣れるしかないし、毒ピックのリスクでもある。

まぁ個人的には毒に関係ない強カード……各種鍛冶やゴーレムの職工、ダークスティールの歩哨あたりはガンガン流しちゃう。
毒ピックしてて３－１にキマイラ的大群出たとき軽くスルーして嚢胞とった。流石にヘルカイトだったらピックしてたと思うけど……。