さて、少し時間が空いてしまいましたが今回は実際にデッキを組んでいきましょう。
ですがその前に一つお詫びを。赤のプールが2枚ほど間違っていましたので訂正しておきます。失礼致しました。
ラヴニカ環境のシールドは、パズルゲームです。
多色環境という特徴から、3色で組む場合の組み合わせが非常に多く、しかもだいたいのプールにおいて案が2,3以上出てしまいます。
各プールを見る際には、そのカラーだけでなく、隣接カラー及び多色カードとの組み合わせまで加味して評価する必要があります。
また多色デッキを安定させるマナ基盤カードは、普段以上に大事な意味をもちます。
門のおかげでタッチしやすく安定しやすいカラーの組み合わせは、それだけで評価が上がっていきます。
反面、マナベースが虚弱な場合、タッチカラーは慎重に考えなければいけません。
結局、どんな強いカードが入っていても事故ったら負けです。
その辺りのバランス感覚はよく考えるべきです。
いくら多色環境だからといって、よほどマナベースに恵まれない限り3色均等のデッキが回るなどとは考えないことです。
具体的にはメインカラーのマナ基盤は8~9枚、サブカラーは7~8枚は欲しいです。
3色均等で7,6,6、みたなデッキは使いたくはありませんね。
またマナ基盤に関係することですが、今回のオススメはランド18枚で重めのカードを採用するプランです。
土地を多く入れれば単純に色も安定するし、今回は重いカードはそれなりの強さがあるので採用したほうがいいと思います。
逆にマナスクリューしたらだいたいどうしようもなく死にます。
さらに、ギルド魔道士などマナ食い虫のシステムクリーチャーがデッキにいれば、土地を多く入れる理由にもなります。
ただし、ラクドスを代表する早いデッキで組める場合もあります。
この場合は当然ランドは少なくても大丈夫です。
また早いデッキほど、多色化はあまりしないほうがいいです。後半戦をそもそも考えないのだったら、ゆっくりタッチしたマナ基盤を引いてくるような展開を想定するのは弱気すぎます。
という訳で、今回はマナ基盤をいつも以上に意識しようという話でした。
それでは、いよいよデッキ構築です。
まず各色のカードを、組み合わせも考えながら評価していきましょう。
()で囲んだカードは、いわゆるデッキに入らない、先に取り除いておくカードです。
●白
叫び回る亡霊(foil)
アゾリウスの拘引者
剣術の名手
歌鳥の売り手
歌鳥の売り手
(市場のクロヴァド)
静穏の天使(M)
素早い正義
素早い正義
根生まれの防衛
拘引
トロスターニの裁き
騎士の勇気
(安全の領域)
※白は枚数も多く、安定感がある。
ボムの天使と強力な除去2枚もあり、かなり有力な候補。
天使がトリプルシンボルなので一色目のみの運用になるだろうが、この質と枚数なら問題無いだろう。
また拘引だけタッチする事も考えられるが、ちょっと勿体無い。
●青白
(捜査令状)
至高の評決(R)
(閉廷宣言)
※実質的に至高の評決だけだが、あまりにも強力なボム。
白が強いので、白を使った場合にはこれはタッチだけでも使いたい。
●青
門衛
(都市内の急使)
秘密を盗む者
秘密を盗む者
塔のドレイク
虚無使い
鐘楽のスフィンクス(R)
(慢性的な水害)
(慢性的な水害)
(払拭)
中略
取り消し
(心理のらせん)
※若干無駄カードが多いが、使えるカードはそこそこ。
スフィクスは流石に強い。
メインカラーという程ではないが白の相方なら十分使用に耐えうる。
●青赤
ゴブリンの伝術師
(策術師の計略)
(策術師の計略)
イゼットの静電術師
(火想者の予見(R))
※微妙。
●赤
(ふいごトカゲ)
流血の家の鎖歩き
高射砲手
乱打角
飛行術の探求
裏切りの本能
滅殺の火
※異常に枚数が少ない。
しかしどのカードも悪くないので、このプールを使うことがあれば使う。
この時点で赤青メインはなくなった。
●赤黒
リックス・マーディのギルド魔道士
謝肉祭の地獄馬(R)
穴開け三昧
穴開け三昧
(殺戮遊戯(R))
※2枚の除去に2枚のボム級生物。
極めて強力なプール。
●黒
(下水の害獣)
(下水の害獣)
酒場の詐欺師
酒場の詐欺師
夜の歓楽者
夜の歓楽者
夜の歓楽者
下水のシャンブラー
闇の帰還者
闇の帰還者
闇の帰還者
オーガの脱獄者
(地下墓地のナメクジ)
精神腐敗
打ち上げ
※赤が少なかった分、黒は異常に多い。
生物が多く、それらの性能も悪くない。
黒自体にボムはないが、赤黒が強力なプールだったのでその分は加味して考えるべき。
●黒緑
水路の蠍
忌まわしい回収
※黒緑の基本となるカード。組むなら確実に入る。
●緑
ケンタウルスの伝令
ケンタウルスの伝令
門を這う蔦
門を這う蔦
野面背のサイ
斧折りの雄鹿
角呼びの詠唱
巨大化
巨大化
※すべて採用圏内という安定感。
特に2枚の門を這う蔦のおかげでタッチもしやすくなるのが大きな利点。
●白緑
セレズニアの魔除け
共有の絆
※魔除けは極めて魅力的、白使用時にタッチ採用もありえる。
●混成
(審判官の使い魔)
(審判官の使い魔)
隔離する成長
ラクドスの切り刻み教徒
(膨れコイルの奇魔)
※しょぼいカードが多い。
ラクドスはカラー仕様時には採用圏内。
●土地
イゼットのギルド門
セレズニアのギルド門
ギルド渡りの遊歩道
※遊歩道はとても優秀。
ギルド門があるカラーは安定性が高く、またタッチも使いやすいと考えられ評価が上がる。
というわけでざっと評価して行きましたが、まずは自分は初見のインスピレーションではまず白が強いと思いました。
そして白を使う場合は、マルチカラーの優秀さから白緑もしくは白青、そしてそれぞれカードをタッチするかどうかを考えます。
という訳で、まずは組んでみたデッキが以下の二つ。
◯デッキ1 青白
●白
叫び回る亡霊(foil)
アゾリウスの拘引者
剣術の名手
歌鳥の売り手
歌鳥の売り手
静穏の天使(M)
素早い正義
素早い正義
根生まれの防衛
拘引
トロスターニの裁き
騎士の勇気
●青白
至高の評決(R)
●青
門衛
秘密を盗む者
秘密を盗む者
塔のドレイク
虚無使い
鐘楽のスフィンクス(R)
中略
●緑
角呼びの詠唱
●白緑
セレズニアの魔除け
●土地
セレズニアのギルド門
ギルド渡りの遊歩道
1森
8平地
7島
※ギルド門のおかげで緑がタッチしやすかったので強カードのみを採用。
デッキが重い&色安定のためにランドは18枚。
強力な飛行ボム2体と全体除去が光る。
生物は及第点だが、青白にしては飛行が少なく、ボム以外の生物では場で負けてしまいそうなのが懸念。
◯デッキ2 白緑t青
●白
叫び回る亡霊(foil)
アゾリウスの拘引者
剣術の名手
歌鳥の売り手
歌鳥の売り手
静穏の天使(M)
根生まれの防衛
拘引
トロスターニの裁き
騎士の勇気
●緑
ケンタウルスの伝令
ケンタウルスの伝令
門を這う蔦
門を這う蔦
野面背のサイ
斧折りの雄鹿
角呼びの詠唱
巨大化
巨大化
●白緑
セレズニアの魔除け
共有の絆
●青白
至高の評決
●土地
セレズニアのギルド門
ギルド渡りの遊歩道
1島
8平地
7森
※こちらも重いので土地は18枚。
門を這う蔦の安定感が魅力的で、色安定と重いボムカードまでの土地供給が安定する。
生物の線も太くなり打撃戦も挑めるようになった。
また2枚の居住カードが青白と比べて強力に運用できるのも魅力。
反面、飛行はいっそう止まらなくなった。
個人的にはどちらのデッキも甲乙つけがたいとは思いますが、あくまで個人的な好みでは白緑t青のほうが好みです。
やはり蔦の安定感が素晴らしいし、地力があります。
さて、これで白系のプールは組み終わったのですが、ここからがラヴニカ環境の面白い所。
他の多色プールでも十分に強力なものがありましたよね?
そう、2枚の除去と2枚のボムを備えた赤黒です。
さっそく検討してみましょう
◯デッキ3 赤黒
●赤
流血の家の鎖歩き
高射砲手
乱打角
裏切りの本能
飛行術の探求
滅殺の火
●赤黒
リックス・マーディのギルド魔道士
謝肉祭の地獄馬(R)
穴開け三昧
穴開け三昧
●黒
酒場の詐欺師
酒場の詐欺師
夜の歓楽者
夜の歓楽者
夜の歓楽者
下水のシャンブラー
闇の帰還者
闇の帰還者
闇の帰還者
オーガの脱獄者
打ち上げ
●混成
ラクドスの切り刻み教徒
●赤青
イゼットの静電術師
ギルド渡りの遊歩道
イゼットのギルド門
7山
8沼
※これは強い!
低マナ域からどんどん殴っていき、除去で後押しして押し切るアグロデッキ。
生物の性能もよく、初動の遅いデッキなら一気に押し切ってしまえるでしょう。
ギルド門のおかげで青がタッチできたので、飛行術の探求の起動能力も使えますし、脱獄者のアタック条件をみたすことも期待できます。
高射砲手+リックス・マーディのギルド魔道士コンボで削り切ることもできるし、これは使っていて楽しそうなラクドスアグロです。
ボム頼みの白系デッキと比べると、こちらはだいたいデッキのどこを引いても安定して強いのが魅力で、さらに言うなら遅いデッキや事故ったデッキを一気に叩き潰してしまえる高速ビートダウン系の魅力が詰まっています。
ただし勿論、デッキパワー自体は白系には劣ります。グダったら負けです。
さて、これで3つのデッキを創りあげることが出来ました。他にもジャンド系なども考慮しましたが実際赤黒のスピードを削っただけで魅力はなかったです。
実際の話、今回の3つのデッキは、どれも甲乙つけがたいのではないでしょうか?
白系とラクドスではまったくデッキタイプが違うので、実戦においては、サイド後にデッキを丸々交換するという戦略も考えられます。
それぞれまったく違うデッキタイプなので、有利不利な相手タイプが違いますし、またメインで見せたプールに対して相手がサイドインしたカードを無効化するといった働きも期待できます。
個人的には、メインでは赤黒を使いたいと思っていますが、ここはもう趣味や好みの問題でしょう。
レアパワー、デッキパワーでは白系は圧倒的なので、そちらが好きな人もいるでしょうしまったく間違いではありません。
むしろ正解はないです。
という訳で長くなりましたがいかがでしょうか。
多色環境のシールドの奥深さや面白さが少しでも伝われば幸いです。
ラヴニカの帰還はとても魅力的なセットです。
構築は勿論、リミテッドも面白いので、ただパックを剥くだけでなくシールドやドラフトのことを考えながら開封するのもいいと思います。
それでは皆さん、良きリミテッドライフを。
ですがその前に一つお詫びを。赤のプールが2枚ほど間違っていましたので訂正しておきます。失礼致しました。
ラヴニカ環境のシールドは、パズルゲームです。
多色環境という特徴から、3色で組む場合の組み合わせが非常に多く、しかもだいたいのプールにおいて案が2,3以上出てしまいます。
各プールを見る際には、そのカラーだけでなく、隣接カラー及び多色カードとの組み合わせまで加味して評価する必要があります。
また多色デッキを安定させるマナ基盤カードは、普段以上に大事な意味をもちます。
門のおかげでタッチしやすく安定しやすいカラーの組み合わせは、それだけで評価が上がっていきます。
反面、マナベースが虚弱な場合、タッチカラーは慎重に考えなければいけません。
結局、どんな強いカードが入っていても事故ったら負けです。
その辺りのバランス感覚はよく考えるべきです。
いくら多色環境だからといって、よほどマナベースに恵まれない限り3色均等のデッキが回るなどとは考えないことです。
具体的にはメインカラーのマナ基盤は8~9枚、サブカラーは7~8枚は欲しいです。
3色均等で7,6,6、みたなデッキは使いたくはありませんね。
またマナ基盤に関係することですが、今回のオススメはランド18枚で重めのカードを採用するプランです。
土地を多く入れれば単純に色も安定するし、今回は重いカードはそれなりの強さがあるので採用したほうがいいと思います。
逆にマナスクリューしたらだいたいどうしようもなく死にます。
さらに、ギルド魔道士などマナ食い虫のシステムクリーチャーがデッキにいれば、土地を多く入れる理由にもなります。
ただし、ラクドスを代表する早いデッキで組める場合もあります。
この場合は当然ランドは少なくても大丈夫です。
また早いデッキほど、多色化はあまりしないほうがいいです。後半戦をそもそも考えないのだったら、ゆっくりタッチしたマナ基盤を引いてくるような展開を想定するのは弱気すぎます。
という訳で、今回はマナ基盤をいつも以上に意識しようという話でした。
それでは、いよいよデッキ構築です。
まず各色のカードを、組み合わせも考えながら評価していきましょう。
()で囲んだカードは、いわゆるデッキに入らない、先に取り除いておくカードです。
●白
叫び回る亡霊(foil)
アゾリウスの拘引者
剣術の名手
歌鳥の売り手
歌鳥の売り手
(市場のクロヴァド)
静穏の天使(M)
素早い正義
素早い正義
根生まれの防衛
拘引
トロスターニの裁き
騎士の勇気
(安全の領域)
※白は枚数も多く、安定感がある。
ボムの天使と強力な除去2枚もあり、かなり有力な候補。
天使がトリプルシンボルなので一色目のみの運用になるだろうが、この質と枚数なら問題無いだろう。
また拘引だけタッチする事も考えられるが、ちょっと勿体無い。
●青白
(捜査令状)
至高の評決(R)
(閉廷宣言)
※実質的に至高の評決だけだが、あまりにも強力なボム。
白が強いので、白を使った場合にはこれはタッチだけでも使いたい。
●青
門衛
(都市内の急使)
秘密を盗む者
秘密を盗む者
塔のドレイク
虚無使い
鐘楽のスフィンクス(R)
(慢性的な水害)
(慢性的な水害)
(払拭)
中略
取り消し
(心理のらせん)
※若干無駄カードが多いが、使えるカードはそこそこ。
スフィクスは流石に強い。
メインカラーという程ではないが白の相方なら十分使用に耐えうる。
●青赤
ゴブリンの伝術師
(策術師の計略)
(策術師の計略)
イゼットの静電術師
(火想者の予見(R))
※微妙。
●赤
(ふいごトカゲ)
流血の家の鎖歩き
高射砲手
乱打角
飛行術の探求
裏切りの本能
滅殺の火
※異常に枚数が少ない。
しかしどのカードも悪くないので、このプールを使うことがあれば使う。
この時点で赤青メインはなくなった。
●赤黒
リックス・マーディのギルド魔道士
謝肉祭の地獄馬(R)
穴開け三昧
穴開け三昧
(殺戮遊戯(R))
※2枚の除去に2枚のボム級生物。
極めて強力なプール。
●黒
(下水の害獣)
(下水の害獣)
酒場の詐欺師
酒場の詐欺師
夜の歓楽者
夜の歓楽者
夜の歓楽者
下水のシャンブラー
闇の帰還者
闇の帰還者
闇の帰還者
オーガの脱獄者
(地下墓地のナメクジ)
精神腐敗
打ち上げ
※赤が少なかった分、黒は異常に多い。
生物が多く、それらの性能も悪くない。
黒自体にボムはないが、赤黒が強力なプールだったのでその分は加味して考えるべき。
●黒緑
水路の蠍
忌まわしい回収
※黒緑の基本となるカード。組むなら確実に入る。
●緑
ケンタウルスの伝令
ケンタウルスの伝令
門を這う蔦
門を這う蔦
野面背のサイ
斧折りの雄鹿
角呼びの詠唱
巨大化
巨大化
※すべて採用圏内という安定感。
特に2枚の門を這う蔦のおかげでタッチもしやすくなるのが大きな利点。
●白緑
セレズニアの魔除け
共有の絆
※魔除けは極めて魅力的、白使用時にタッチ採用もありえる。
●混成
(審判官の使い魔)
(審判官の使い魔)
隔離する成長
ラクドスの切り刻み教徒
(膨れコイルの奇魔)
※しょぼいカードが多い。
ラクドスはカラー仕様時には採用圏内。
●土地
イゼットのギルド門
セレズニアのギルド門
ギルド渡りの遊歩道
※遊歩道はとても優秀。
ギルド門があるカラーは安定性が高く、またタッチも使いやすいと考えられ評価が上がる。
というわけでざっと評価して行きましたが、まずは自分は初見のインスピレーションではまず白が強いと思いました。
そして白を使う場合は、マルチカラーの優秀さから白緑もしくは白青、そしてそれぞれカードをタッチするかどうかを考えます。
という訳で、まずは組んでみたデッキが以下の二つ。
◯デッキ1 青白
●白
叫び回る亡霊(foil)
アゾリウスの拘引者
剣術の名手
歌鳥の売り手
歌鳥の売り手
静穏の天使(M)
素早い正義
素早い正義
根生まれの防衛
拘引
トロスターニの裁き
騎士の勇気
●青白
至高の評決(R)
●青
門衛
秘密を盗む者
秘密を盗む者
塔のドレイク
虚無使い
鐘楽のスフィンクス(R)
中略
●緑
角呼びの詠唱
●白緑
セレズニアの魔除け
●土地
セレズニアのギルド門
ギルド渡りの遊歩道
1森
8平地
7島
※ギルド門のおかげで緑がタッチしやすかったので強カードのみを採用。
デッキが重い&色安定のためにランドは18枚。
強力な飛行ボム2体と全体除去が光る。
生物は及第点だが、青白にしては飛行が少なく、ボム以外の生物では場で負けてしまいそうなのが懸念。
◯デッキ2 白緑t青
●白
叫び回る亡霊(foil)
アゾリウスの拘引者
剣術の名手
歌鳥の売り手
歌鳥の売り手
静穏の天使(M)
根生まれの防衛
拘引
トロスターニの裁き
騎士の勇気
●緑
ケンタウルスの伝令
ケンタウルスの伝令
門を這う蔦
門を這う蔦
野面背のサイ
斧折りの雄鹿
角呼びの詠唱
巨大化
巨大化
●白緑
セレズニアの魔除け
共有の絆
●青白
至高の評決
●土地
セレズニアのギルド門
ギルド渡りの遊歩道
1島
8平地
7森
※こちらも重いので土地は18枚。
門を這う蔦の安定感が魅力的で、色安定と重いボムカードまでの土地供給が安定する。
生物の線も太くなり打撃戦も挑めるようになった。
また2枚の居住カードが青白と比べて強力に運用できるのも魅力。
反面、飛行はいっそう止まらなくなった。
個人的にはどちらのデッキも甲乙つけがたいとは思いますが、あくまで個人的な好みでは白緑t青のほうが好みです。
やはり蔦の安定感が素晴らしいし、地力があります。
さて、これで白系のプールは組み終わったのですが、ここからがラヴニカ環境の面白い所。
他の多色プールでも十分に強力なものがありましたよね?
そう、2枚の除去と2枚のボムを備えた赤黒です。
さっそく検討してみましょう
◯デッキ3 赤黒
●赤
流血の家の鎖歩き
高射砲手
乱打角
裏切りの本能
飛行術の探求
滅殺の火
●赤黒
リックス・マーディのギルド魔道士
謝肉祭の地獄馬(R)
穴開け三昧
穴開け三昧
●黒
酒場の詐欺師
酒場の詐欺師
夜の歓楽者
夜の歓楽者
夜の歓楽者
下水のシャンブラー
闇の帰還者
闇の帰還者
闇の帰還者
オーガの脱獄者
打ち上げ
●混成
ラクドスの切り刻み教徒
●赤青
イゼットの静電術師
ギルド渡りの遊歩道
イゼットのギルド門
7山
8沼
※これは強い!
低マナ域からどんどん殴っていき、除去で後押しして押し切るアグロデッキ。
生物の性能もよく、初動の遅いデッキなら一気に押し切ってしまえるでしょう。
ギルド門のおかげで青がタッチできたので、飛行術の探求の起動能力も使えますし、脱獄者のアタック条件をみたすことも期待できます。
高射砲手+リックス・マーディのギルド魔道士コンボで削り切ることもできるし、これは使っていて楽しそうなラクドスアグロです。
ボム頼みの白系デッキと比べると、こちらはだいたいデッキのどこを引いても安定して強いのが魅力で、さらに言うなら遅いデッキや事故ったデッキを一気に叩き潰してしまえる高速ビートダウン系の魅力が詰まっています。
ただし勿論、デッキパワー自体は白系には劣ります。グダったら負けです。
さて、これで3つのデッキを創りあげることが出来ました。他にもジャンド系なども考慮しましたが実際赤黒のスピードを削っただけで魅力はなかったです。
実際の話、今回の3つのデッキは、どれも甲乙つけがたいのではないでしょうか?
白系とラクドスではまったくデッキタイプが違うので、実戦においては、サイド後にデッキを丸々交換するという戦略も考えられます。
それぞれまったく違うデッキタイプなので、有利不利な相手タイプが違いますし、またメインで見せたプールに対して相手がサイドインしたカードを無効化するといった働きも期待できます。
個人的には、メインでは赤黒を使いたいと思っていますが、ここはもう趣味や好みの問題でしょう。
レアパワー、デッキパワーでは白系は圧倒的なので、そちらが好きな人もいるでしょうしまったく間違いではありません。
むしろ正解はないです。
という訳で長くなりましたがいかがでしょうか。
多色環境のシールドの奥深さや面白さが少しでも伝われば幸いです。
ラヴニカの帰還はとても魅力的なセットです。
構築は勿論、リミテッドも面白いので、ただパックを剥くだけでなくシールドやドラフトのことを考えながら開封するのもいいと思います。
それでは皆さん、良きリミテッドライフを。
コメント
1ギルド渡
1イゼット門
1セレズニア門
2山
7沼
6平地
叫びまわる亡霊
アゾリウスの拘引者
剣術の名手
歌鳥の売り手
歌鳥の売り手
闇の歓楽者
闇の歓楽者
闇の歓楽者
下水のシャンブラー
オーガの脱獄者
闇の帰還者
闇の帰還者
(r)謝肉祭の地獄馬
静穏の天使
拘引
精神腐敗
(r)穴あけ三昧
(r)穴あけ三昧
(u)至高の評決
打ち上げ
騎士の勇気
トロスターニの裁き
()付きはタッチカラー
白8、黒8、赤4、青2、(緑2)
このようなデッキはどうでしょう。
メインの白黒はノンギルドカラーですが遊歩道があるので十分許容範囲のマナベースは組めますし、タッチカラーの赤、青のカードも除去3枚と速攻生物という(マナベースを)後引きでも問題ない顔ぶれかつ枚数も少なめに抑えられています。
かつ白系で懸念事項だったフライヤーも除去+闇の帰還者2枚によってカバーされ、なおかつデッキパワーも維持されています。
細かい呪文のチョイスは兎も角、選択の価値ありと思うのですが如何でしょうか?
至高の評決は、ボムとして認識してもよいのですねー。
クリーチャーでの殴りあい、という基本を考えて、リミテッドではちょっと使いにくいのかなーと思っていました(´・ω・`)
でも、確かにプールによってはすごいボムになりそう…
自分は穴開け三昧二枚と、静穏の天使&トロスターニの裁きがかなり魅力的に見えるので、白緑タッチ青か、赤黒高速ビートで組みますかねぇ…
むむむ、やはり解説があるとどのプールもよく見えて、むずかしい(笑)
ぁ、リンクさせていただきました。(๑◕∀◕๑)
おお、これは確かに安定感も損なわずにいいデッキですね!
イゼット門をマナベースに使っているのがキモですね。確かにこれはありそうです。
>>しょさん
全体除去系は確かにこちらも全滅しますけど、どうしようもない場から逆転の可能性を生むのでリミテッドではすべて強カードです。
仰るとおりにリミテッドではクリーチャーの殴り合いが基本なのですが、だからこそ相手のプランを根こそぎご破算にできるから強力です。
なにせこちらが勝っている場だったらプレイしなければいいだけの話なので。
>>ムゥ・クランさん
ありがとうございます。
こちらもリンクさせて頂きましたのでよろしくお願い致します。