GPシンガポール旅行記の続きを書きます。

その①はこちら
http://delete.diarynote.jp/201301152106267833/

さて、ホテルは値段なりの品質で特に問題なく一晩を過ごし、朝からカブトムシの餌の残りを飲んで喉を傷めつけながら会場に向かう。
今回は敵スタンドの襲撃もなく無事にたどり着けました。

本線開始前からジェイソン・チャンのサインブースにすでに列ができてました。
というか、公式かどうかわからないけどすでにサイン始まってるみたいでしたw
今回はサイン会行かなかったのですが、しょっぱなから拡張アート連打してる人もたくさんいたみたいで、超カオス状態だったみたいです。
台北といい、海外のサインはこんな感じらしい。
日本のサイン会、特にGPS名古屋の時のような仕切りを期待するのは無理みたいですw

で本戦は891人だったかな? シンガポールでも史上最大の人数らしく、どうやら日本GP同様にMTG人気は高まってるようです。
受付が遅かった人はプレイマットもらえなかったみたいです。

で本戦でもらったプールは……んんんん~微妙……
群れネズミはいるんだけど、逆に言うと群れネズミしかなくて、どの色で組んでもパワー4以上の生物が通りの掃除機だけという悲惨さ。
結局群れネズミ引かないと勝てないんで黒緑で組みました。群れネズミ探せるように陰惨な発掘と地下世界の人脈いれれるし。
ま、マリガンして毎回探してたけどハンドに来たことすら1回しかなく、その試合以外全部負けで0-3ドロップ。
インドリク倒せずに蹂躙されるデックとか流石に……w


ちなみに3バイの時間を生かして会場で食事を取りました。
たくさんの外食店が入っているのでなんでも選べます。
入ったのはファーストフードのテキサスチキン。フライドチキンの店ですが、スパイシーなメニューを選んだらかなり辛かった。
味はまぁファーストフードという感じで特に不満なく。ケンタッキーと比べるとパサパサしてる感じだけどそこは好みの範疇でしょう。値段は結構安い。

その後は、一階のブースで開かれているエクスポ・メガマーケットを物色。
巨大な会場を使ったどこかの店の在庫処分一斉セールみたいなものでしょうか?
毎年行われているようです。

品揃えはなんでもあって豊富で、確かにどれも安い。
客引きにあったりおみやげ買ったりしながら、自分はちょうどスーツケースが欲しかったので(なにせ持って行っていなかったのでw)、激安なスーツケースを買いました。
普通に作りもしっかりしててサイズも大きく、日本円換算で6000円程度とはさすがに爆アド!
で、手荷物をその中にいれようとして開いたら……
マトリョーシカ形式で中にもう一個小さいスーツケースが入ってるwwww

「えっ……えwww」
「これってこういう商品なんすかね?」
「いやむしろ、この小さいケースあそこでも売ってたことね?wっw」

しかし剥き身ならともかくビニールで梱包してあった商品だし、こういうものなのかもしれない。
というか確かめようがない。
なのでそのまま持ち帰りました。

いやーでもこれすごいね。
値段安い時点でアドバンテージあるのに、中から一回り小さいスーツケース出てくるとか。
出た時点で5ゲインしたうえに一回り小さいビースト残してくどっかのクリーチャーそっくりなので「スラーグ牙」と命名しました。
スラーグ牙、モントリオールにも持っていきますw


でまぁ本戦は悲しみの0-3ドロップしたわけなんだけど……
むしろ本番はここからだった!!

当日は会場の外にバイヤーブースが固まって配置されていて(多分、会場内だとプレイヤーが入りきらなくなるから)、着席表も外に貼られる形式でした。

で、その周辺ではトレードが盛んに行われているのです。
むしろ地面に座り込んでのトレードとかわりかしフリーダム状態。

で、今回だけかもしれませんが、トレードの時に基本的に現金前提なんですよね。
日本だと現金トレード禁止ですが、こっちだと大丈夫なのかな? それか、会場の外だから問題ないという事でしょうか。

とにかく第一声が「トレードしませんか?」じゃなくて「カード売ってくれませんか?」「ファイル持ってないのでお金でトレードしましょう」な感じです。

日本とは違う……いきなり現物が飛び交う、ここはまさに戦場ッ!!!


で、まずはバイヤーブースを見たりしてカードを探します。
今回欲しかったカードがあって、それは中文版の地獄乗り。これは中文表記では「地獄騎士」でありまして、いくらなんでもかっこ良すぎるだろうとww
さっそく地獄騎士foilを発見しましたが、なかなかお高い。なので自分がGP名古屋で1000円で買っといた日本語版foilと交換することに。

このトレード自体は無事に終わりましたが、それを見ていた他のお客さんがこちらに来て話しかけてくる。

「オオオ!! ジャパニーズカード! 売 っ て く れ ま せ ん か」

0-3ドロップしやることもないdds666、むろん快く承認。
で、その人とトレードしてると、来るわ来るわトレードいや売買の申し込み!!
いつの間にかdds666の周囲はトレーダーでごった返し、座り込んで多人数と交渉するさまはさながら露天商の如し。

気づけば何時間も経っていたというか、GPも最終ラウンドにまで差しかかっていましたww

ここでのトレード内容は多岐に渡りますが、ひとつ言えるのはシンガポールにおいて日本語版は無双の戦闘力ということ。
具体的に言えばかがり火日本語版4000円ぐらいで見てくれます。
というかかがり火3枚だすと英語版のかがり火4枚もらえますww

そうそう、この多言語とのトレードでは日本語の強さが際立ち、こちら日本語:相手英語で同じカードをトレードした場合、何かおまけで付けてもらえます。
まぁおまけというか現金で払ってもらえるレベルなんですがww
自分は持っていったラブニカの有料カード100枚ぐらいを英語とトレードしてもらって、その差分だけでタルモゴイフ余裕で買えましたw

また日本ではトレードの種にさえならないようなコモン・アンコモンでも日本語版なら値がつきます。
例えば国境地帯のレインジャーでも50円ぐらいで売れるし、イゼットチャームとかラクドスの哄笑者とかだと200円ぐらいになったりします。
FNMやプレリの日本語版プロモも、いいものなら500円ぐらいで見てくれます。
こういうカードを吐きまくって、気づいたら財布がものすごいことになってました。

多分あの日のブース前のトレードは、自分中心になってましたねww
その人だかりを見てか、バイヤーブースの一人がこちらに来て肩をタッチされました。

あ、流石にこれ営業妨害だったかな? まずいかなーと思ってると……

「OK,ボス。プリーズトレードミー」
おおいバイヤーから招待かかったぞwwww

でひと通り交渉終えたからバイヤーブースに行くと
「OK,ボス。プリーズシャットダウン」
椅子まで用意されてるんだがwww

んであっちのバイヤーのボスと直接交渉して、FNMプロモ売ったり、貴種日本語フォイル5000円ぐらいで買ってもらったりとさらなる交渉を行う。
ついでにトレードしてくれたサービスで値引きしてもらって森の知恵とかデュアランとか適当に買って、GPのマットも売ってもらいました。

いやー、トレードって楽しいです!!!
ある程度英語がわかれば身振り手振り入れればだいたい通じるし、感情表現がオーバーだから話してて楽しい。
「お前だから特別に安く譲ってやるよ」「こいつ俺の友達だから後でトレードしてやってくれよ」「サービスサービスぅ!」みたいなやり取りが楽しいです。
その上でアドバンテージまで取れればいうことなしですわ。
日本では死蔵状態のカードがさばけるのも嬉しい。

まぁただ1つだけ失敗したのが、日本出るときのヤフオク調べで死儀礼日本語版foilが6000落札が最高だったんだけど、帰ってきたら9000にまで上がってたことですね。
死儀礼高すぎんよーもう半ばボブに足突っ込んでるなー。

そんなこんなで実に4時間ぐらいもトレードし続けて、気づいたらいぜっとが初日全勝かけた試合やってたっていう。

その後はちぇけださんやはまさん、トモハルさんらとバーで飲み食い。
結構いい値段する店だったけどそれだけあって美味かった。ピザもパスタも肉も美味かったです。

そんなこんなでホテルに帰ったわけですが、カブトムシの餌リベンジで同じコンビニ行って違う飲み物買うことに。
バーリィっていうシンガポール名物のドリンクを買ってみたんだけど……
こ、これカブトムシの餌に優るとも劣らない強者だぞwwwww
甘い、いや甘すぎるwwwww
見た目は薄いカルピスというかサワードリンクっぽくて爽やかそうなのに、悪い意味で期待を裏切る濃厚すぎる甘みwww
まるで砂糖を極限まで煮詰めたような恐るべき甘さでした。しかもカブトムシの餌同様に何とも言えない異国情緒な後味まで備えている……
まぁ、ホテルで飲料水を混ぜて3倍ぐらいに希釈したらようやく飲めるようになりましたがw
恐ろしい街だぜ、シンガポール……

そんなこんなでトレーダーとかした2日目でした~。


その③に続く。

コメント

nophoto
通りすがり
2013年1月19日19:02

楽しく読ませていただきました。続きも期待してます。にしてもGPで外人バイヤーが日本語買いあさってるわけがよくわかりました…

M
2013年1月19日21:13

 私も三沢基地の近い場所のプレリ大会(→外人さんが大会参加人数の半数越え)に行ったりするのですが、どうも日本語カードのウケは良いらしいので、どんなフォイル日本語カードでも一応そこには持って行くようにしてます。実際ウケも良いですしw。

 そうそう、一昨年のGPの時はフォイル日本語虚空の杯がデュアラン(確かボルカ)に化けましたねw。 

緑白野郎
緑白野郎
2013年1月19日22:46

どうして日本語って人気あるんでしょうかね?
某エキスパンションではトークンカードが中国語版と間違えられた事すらあるのに・・・。

dds666
2013年1月21日15:15

日本語は、漢字と平仮名、カタカナという違う文字が同居しているのが最高にクールである、という評価を聞いたことがあります。
foilも日本語だと価値バク上げですね。

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